日本刀 オークション

高倉健もヤフオクの日本刀オークション見たことがあるかも?

 

【人間国宝刀工・宮入行平】の打った刀に魅了され心動かされた俳優の高倉健さん。(1994年7月撮影)ずっと訪ねたいと思っていた健さんが、跡を継いだ恵さんのところに訪れた時の1枚です。

 

高倉健もヤフオクの日本刀オークション見たことがあるかも?

 

そんな“日本の心”“日本男児”と言われた高倉健さんの名言があります。

何をやったかではなく何のためにそれをやったかである。今それが大切に思えてきている。(高倉健 名言)

 

日本刀をオークションで購入するメリット

 

日本刀を購入するためのルートには様々なものがあります。専門の店舗やマーケットも開かれていますし、武道具を扱うお店や美術骨董品のお店でも扱っていることが多いでしょう。または刀工の工房に直接注文する方もいらっしゃいます。
それら日本刀購入の方法の中でも、「オークション」によるもののメリットについて考えてみましょう。

 

インターネットを通じたオークションでは、必ずしも出品物に美術品としての価値を保証する必要はないため、自由に様々な種類のものが出品されているという楽しみがあります。初期の価格設定も概ね抑えられており、刀身本体だけではなく、刀装具や付属品のバラ売りなども多く見かけるため、手軽に入札できるのも魅力です。

 

一方、本式のオークションでは、出品物や出品者に一定の審査基準が設けられていることが多く、そのような格式あるオークションには美術的価値の確かな刀剣が出品されているといえるでしょう。オークションでは複数の希望者が入札するため、価格が高騰する傾向がありますが、見事落札した場合や、常連の入札者として知られるようになると、確かなバイヤーとして個別に購入依頼が舞い込むこともあるといいます。

 

また、海外のオークションでは、日本国内に現存しないものが偶然出品されることもあり、美術史上の発見・発掘が果たされる可能性も大きなメリットといえるでしょう。いずれにせよ、オークションで日本刀を購入するには確かな鑑識眼や審美眼が必要とされ、多くのオークションを経験することでそのような「眼」が養われていくことも期待できます。

 

日本刀をオークションで購入するデメリット

 

「武士の魂」とされる日本刀。現在もその魅力は、多くの愛好家の心を惹きつけてやみません。

 

一振りでも是非手元に置きたい、と願い、購入を考えておられる方もいらっしゃるでしょう。しかし、購入にあたっては日本刀ならではの注意点が数多くあり、思わぬデメリットとして立ちはだかることもあるのです。

 

そんなデメリットを正しく把握して、自分の愛刀を手に入れる時のヒントを掴みましょう。

 

まず、伝統的な「折り返し鍛錬」などの特有の技法を用いて製作された日本刀は、「文化財」として扱われるものです。それゆえ、銃刀法の規定する手続きを通して、各都道府県の教育委員会による審査・登録を経なくてはなりません。

 

それらを知らずに未登録の日本刀を所持していると、法律により罰せられることになります。購入の際には登録許可証の有無をよく確認することが大切です。
また、日本刀は非常にデリケートな金属工芸品ですので、手入れを怠るとあっという間に錆びが浮いてきてしまいます。

 

一度錆ついた刀は専門の職人である「研師」の手によって研いでもらうより他なく、その研ぎの費用も俗に「一寸一万円」といわれています。
定寸の刀で仮に二尺三寸(約69.7cm)を研ぎに出すとすると、それだけで20万円を超えてしまいます。
本体価格だけでも決して安からぬものですが、さらにその後のメンテナンスにかかる費用も高額になる場合が多々あります。

 

正しい手入れの方法を身に付けて、長く鑑賞できるように気配りをすることも大切です。