日本刀の腕利き刀工「虎徹(長曽禰興里)」について

江戸時代の腕利き刀工、虎徹

 

数多く存在する日本刀、そしてその中でも著名である名刀の一つに、「虎徹」があります。
他の刀と同じように、「虎徹」とはそもそもその刀を作った刀匠の名前で、刀そのものの名前というわけではありません。
そのため、複数の「虎徹」が存在しています。

 

しかし、それらはやはりほとんど、価値の高いものとして扱われています。

 

虎徹(興里、長曽禰興里(ながそねおきさと)、乕徹など銘は複数あるが全て同一人物)は全体的に切れ味が非常に良い刀として有名です。
文献によると、人間の銅を二つ三つ(貮ツ胴、三ツ胴)重ねて斬ることが出来たとされ、四つ斬ることが出来た(四ツ胴)とされるものが一つだけ現存しています。

 

この切れ味の良さから虎徹を欲しがった人が後を絶たず、かの有名な新撰組の近藤勇もこれを欲し、実際に所持して使用していた、という説があるくらいです。

 

このような名刀を作り上げた虎徹ですが、実は刀を作り始めたのは50歳を迎えてからであるとされています。それまでは甲冑の名工として名が知れていましたが、甲冑の需要が少なくなったのが原因なのか、50歳を超えてから刀を作るようになったそうです。その作刀期間は20年。名刀匠と謳われる人にしては、その活躍期間が短いようにも感じられますね。

 

ちなみに「虎徹」と名のついた刀が売りに出されている場合がありますが、偽物が出回ることがあるそうです。基本的な事ですが鑑定書がついているものの中からしっかりと判断して行きたいですね。
当然ですが、虎徹の本物となると、一個人がおいそれを手を出せなくなるような額がつくそうです。やはり、名刀は博物館などで鑑賞するのが一番かもしれませんね。

 

 

 

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